突然死を防ぐ食べ物は昔から食べられていた大麦!

ビートたけしのみんなの家庭の医学で悪玉コレステロールを減らし、動脈硬化を予防する大麦の効果や美味しく食べれる大麦料理を紹介していました。その内容を掲載しています。

 

 

脳梗塞や心筋梗塞などの恐ろしい突然死の原因と言われているのが血管の動脈硬化。

 

 【動脈硬化とは】

 

栄養や酸素などを全身に届けている血管の内側はどうしても年齢と共に傷つきやすく脆くなってしまいます。するとそこに悪玉コレステロールが侵入して血管の壁にプラークと言う油の塊がつくられてしまうのです。それを放置しているといつ破れても不思議ではない状態になってしまうのです。最悪プラークが破れると血管が詰まり、心筋梗塞や脳梗塞などを発症してしまうと考えられています。

 

血管の動脈硬化を進行させないためには、原因である悪玉コレステロールを下げる事が重要だと考えられています。そこで、世界的に認められている食材があります。それは日本では昔から食べられてきた大麦です。

 

その大麦の効果に注目が集まったのは、2004年アメリカ合衆国農務省の研究による結果です。30代から50代のコレステロール値が高い人に大麦を食べてもらうと、5週間で悪玉コレステロール値が13,8%〜17,4%減少したと確認されたと報告されたのです。

 

それだけではありません。さらに、2007年アメリカ・ミネソタ大学の研究でも、155名の悪玉コレステロールが高い方に大麦を6週間たべたところ、悪玉コレルテロールが9〜15%減少したと報告されているそうです。私たち日本人が昔から食べていた食べ物が、人間の体を守ってくれる働きがあるのなら、この機会に食生活を見直してみましょう。

 

大麦と押し麦に違い

大麦は、米や小麦と同じイネ科の穀物になります。健康ブームの昨今注目されている人気の食材でもあります。ところでスーパーなので大麦を探すと『押し麦』と書かれていませんか? 大麦と押し麦この違いはあるのでしょうか?

 

大麦は収穫の時期が5月下旬〜6月上旬。コンバインで収穫された大麦は加工工場へ運ばれて、とう精機と言う機械で表面の殻をむきます。大麦の殻はとても硬いので、時間をかけてしっかり磨き、90℃の蒸気で蒸し上げています。そのあと、大きなローラーで1mmまで押しつぶします。これが押し麦といわれている由縁です。

 

病院食として使われている大麦の効果

大麦に含まれる水溶性食物繊維の大麦βーグルカンと言う食物繊維は、コレステロールを材料にする胆汁酸をカラダの外に排出してくれる働きがあります。

 

そのメカニズムは、食物繊維である大麦βーグルカンが腸に入ると、水に溶けてゲル状になり、胆汁酸を包み込体の外には排出します。すると、肝臓では胆汁酸が足りなくなったので、血液中からコレステロールを集めて新たに胆汁酸をつくりだします。その結果、血液中の悪玉コレステロールが減少されて動脈硬化を予防できるというわけなんですね。

 

実は、大麦は海軍の軍隊食として食べられていたんだそうです。その当時から大麦の効果はわかっていたんですね。みなさん海軍カレーをごぞんじですか?
海軍カレーの生みの親は、海軍軍医であった高木兼寛さん。その当時、海軍ではカッケが流行しておりそれが原因で亡くなる人が続出したそうです。そこで、軍医であった高木さんが大麦を使った海軍カレーを開発してつくったところ、カッケが撲滅したんだそうです。

 

その、海軍軍医であった高木兼寛さんが創立した病院が慈恵大学病院です。現在でも慈恵大学病院では、糖尿病の患者さんの病院食にこの大麦をとりいれており、糖尿病の患者さんなどに食べてもらっていて、しっかり効果がでていて、患者さんその効果を実感されています。

 

大麦は血糖値の上昇も抑える

大麦には、食後の血糖値を抑える働きも持ち合わせています。健康な人が白米を食べると、食べた直後15分後から急激に血糖値が上昇し、45分にはピークに達します。そして2時間後には、通常の血糖値にもどります。そのため、白米や小麦粉などの炭水化物を食べ過ぎると、食後の血糖値が上がったままになり肥満や動脈硬化のリスクが高くなると考えられているのです。

 

ですが、白米に3割大麦を混ぜると血糖値の上昇は緩やかになります。これは大麦含まれている大麦βーグルカンが一緒に食べた白米の糖質と混ざり合い消化吸収を緩やかにするので血糖値の上昇を抑えると考えられています。

 

番組では、どのくらい大麦が効果があるのか、患者さんに出す食事内容をチェックするために、毎日検食を行っていて患者さんと同じメニューを毎日食べている慈恵大学病院の栄養部課長 濱裕宣さんをはじめ管理栄養士のかた8名の血液検査をしてみました。

 

8名の中には、毎日お酒を飲んでいる人もいて心配していましたが、結果は、なんと!8名全員が悪玉コレステロール値はボーダーライン以下だったのです。

 

大麦を1日に食べる量はどのくらい?

大切なのは、では1日にどの位大麦を食べれば効果的に動脈硬化を予防できるのかと言うことです。アメリカミネソタ大学の研究だと大麦βーグルカンを1日3g摂取する事で悪玉コレステロールが低下すると言う研究データーが報告されています。

 

これを主食で白米に大麦を3割入れて食べるとすると、麦ごはんを1日に約4杯食べなくてはなりません。ですので、おかずなど他の料理にも大麦を取り入れるといいですね。そこで、慈恵大学病院で実践している麦ごはんの炊き方とオススメの大麦料理のレシピを2つ紹介します。

慈恵大学病院で実践している大麦レシピ

 

大麦ごはんの炊き方

慈恵大学病院で実践している美味しい麦ごはんを炊くには、お米が7に対して大麦が3の割合で配合で炊いて病院食として使用されています。実際に我が家でも麦ごはん炊いてみました。(上の写真)
押し麦を使い炊きましたが、少しだけ水の量を増やしましたがとっても美味しかったです。大麦のプチプチをつぶすように食べると良く噛んでたべれます。

 

大麦入りネバネバ小鉢

【材料:2人前】

  • すりおろした長いも(60g)
  • 茹でた大麦 (60g)
  • 納豆 (20g)
  • めかぶ(1パック)
  • 茹でたオクラ(60g)
  • うずらの卵(2個)
  1. すりおろした長いもに、茹でた大麦を入れて混ぜ合わせます。
  2. そこに納豆とメカブ、ゆでたオクラを入れて、最後にウズラの卵を入れて完成!

 

大麦豆乳スープ

【材料:2人前】

  • にんじん(20g)
  • チンゲン采(100g)
  • 大麦(60g)
  • 大豆水煮(50g)
  • 鶏ガラスープ(顆粒5g)
  • 豆乳(150g)

 

  1. にんじんとチンゲン采の軸を水を沸騰させたお湯で煮る。
  2. そこに茹でた大麦を入れる
  3. 大豆水煮を入れ鶏ガラスープで味をととのえる。
  4. 豆乳を入れて煮る。
  5. 最後に残りのチンゲン采を入れて塩コショウで味を調えて仕上げに片栗粉でトロミをつけて完成!

 

こんなに身近な食材で健康を維持できなら、毎日麦ごはん食べ続けたいですね。慈恵大学病院でも、麦ごはんだけではなく、そのほかのおかずにも大麦を取り入れており、なんと、おいしくて健康になる大麦を取りいれたレシピ本『オイシイ大麦レシピ』も出版していて人気なんだそうです。

 

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