悪玉(LDL)コレステロール値を減らすには何歩あるけばいいの?

悪玉(LDL)コレステロール値が高い方は有酸素運動が効果的です。日本動脈硬化学会ではウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動を1日30分〜60分間行う事を推奨しています。

 

有酸素運動を行うと脂肪をエネルギーにして体脂肪を燃やし、さらに、善玉(HDL)コレステロールを増やす働きをしてくれます。

 

ジョギングや水泳となると、続きそうもありませんが、ウォーキングなら、会社の通勤のときに、一駅先まで歩いて、帰りは一駅手前で歩くなど工夫をすれば、わざわざ運動をするということがなく、ついでに運動をしてしまうので面倒ではありません。毎日続けられそうですよね。

 

実は、このウォーキングは、コレステロール値が高いなどの脂質異常症の改善だけではなく、ガンなどそのほかの病気を予防すると考えられていて、どんな病気が何歩歩けば予防できるのかと言う研究をして先生がいるんですよ。そんな夢のような研究ししているのが、東京都健康長寿医療センター研究所 青柳幸利先生。その研究を「奇跡の研究」と呼んでいるそうです。

 

予防できる病気は10種類。ではその病気と、歩数をご覧ください。

@がん  7000歩あるいて、中強度の活動が15分含まれていると予防効果が高い。このような運動をすることで、免疫細胞の一つNK細胞が活性化しガン細胞をやっつけてくれるのだそうです。今回の研究で予防可能と分かってきたガンは、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮内膜がんの4種類。
A心疾患 5000歩のウォーキング、その中で早歩きなどの中強度の動きを7,5分行う
B脳卒中 5000歩のウォーキング、その中で早歩きなどの中強度の動きを7,5分行う
C糖尿病 8000歩のウォーキング、その中で早歩きなどの中強度の運動が20分
D高血圧症 8000歩あるいて中強度の運動が20分含まれていることで、毛細血管にも血液が流れ、体全体の血流が良くなり高血圧を予防することが出来る。
E認知症 5000歩のウォーキングに速足など中強度の動きを7,5分半行うことで、脳内の血流がアップ記憶を司る海馬の神経細胞が活性化し認知症の予防につながる。
Fうつ病 4000歩のウォーキングに速歩きなど中強度の運動が5分
G骨粗鬆症 7000歩のウォーキングに速歩きなど中強度運動が15分
H骨折  7000歩のウォーキングに速歩きなど中強度運動が15分
I脂質異常症 8000歩のウォーキングに速歩きなど中強度の運動が20分

以上がそれぞれの病気を予防する歩数になります。悪玉(LDL)コレステロール値が高い方は、Iの脂質異常症を参考にしてください。1日8000歩あるいて中強度の運動が20分取り入れると良い。とありますが、ということは8000歩あるけば、大概の病気は予防できることになります。

 

この研究を行ったのは群馬県中之条町。高齢者5000人を対象に、その中の1割の500名の方に身体活動量計を24時間つけっぱないしてもらい15年間にわたりデーターをとりつづけているんだそうです。

 

ちなみに中強度の運動とは、ウォーキングなら歌は歌えないが会話が出来るほどの速度で歩くかんじになります。歩幅をこぶし1つ分大股で歩くと丁度良いです。